カナダ永住権申請中の就労許可 (OWP) の取得 2023

カナダ永住権
Muttart Conservatory, Edmonton, Canada: June 2023

このメモでは私がカナダの永住権の承認が下りるのを待っている間に取得した就労許可、Open Work Permit (OWP)の申請方法についての体験談を紹介。

私は2023年12月末に申請しました。
私はビジター(eTA) で入国して結婚し、永住権の申請をしたので、OWPが取れるまでは働くことができず落ち込みましたが、いざ承認が下りると働かないといけないのかとオロオロしてしまいました。
滞在ステイタスが切れていなければ、永住権申請後にIRCCからAcknowledgment of Receipt (AOR) が届いたらOWPの申請ができるのですが、私はバイオメトリックを2回受けることになるのを避けるために、ちょっと持ちました。
というのも、去年まではコロナ対策の一つとして (?) 一度受ければ他の申請でもバイオの履歴が使用できたらしいのですが、今は永住権の申請の際に必ず受けなければいけません。(一部例外はあるけど) OWPの申請にも必要になるのですが、OWP用のバイオメトリックは永住権ようには使用できないけど、永住権用に受けたらOWPでも使用できる。ということで一度で済ましたかった私はすぐに来るであろうバイオリクエストを待ちました。
FBグループやブログなどを見ていたらAORが届いたら (Emailで) すぐにメディカルとバイオメトリックのリクエストが来てる人が多かったので、私も届くかなと思っていたら、意外とAORから1ヶ月経ってしまって焦りました。
バイオメトリックについてはこちらから: IRCC バイオメトリック
それ以外では、OWPの申請も特に問題なく申請できたので、簡単にまとめます。

ちなみに滞在ステイタスが切れていている場合は、申請プロセスの後半に受け取るapproval in principle letter、eligibility をパスした時点でくるレターを受け取るまではOWPの申請ができないと書いてあります。

詳しくはこちら: IRCC ファミリースポンサーのパートナーとしてのオープン就労許可証

approval in principleの説明についてはこちら: IRCC 用語集

まずはこちらから

1. OWPについて

ファミリースポンサーでの永住権の申請後、長い承認を待つ間にパートナーが働けるように雇用主を限定しない就労許可が取得できます。去年までは承認待ちで就労許可が申請できるのは国内申請のみだったのが、2023年5月以降は国外申請でもスポンサーと一緒に住んでいれば就労許可が申請できます。
詳しくはこちら: 永住権申請準備編
下に書きますがワークパーミットの申請書類チェックリストはファミリースポンサーの申請者のみではなく他とも共通だからか、必要な書類には載っていませんが一緒に住んでいる証明を出す必要があると思われます。

取得方法:

取得方法は至って簡単。(永住権に比べれば)
まず下記のページから有効なステイタスがあるか?の問いにYESと答えると申請に必要な記入例が表示されます。
後はそれに従い申請するだけ!
  1. IRCC secure アカウントにログイン
  2. ページ下の方にあるApply to come to Canadaをクリック
    1. “I do not have a Personal Reference Code” からVisitor Visa Study or work permit を選ぶ
  3. 後は質問に素直に答えていけば書類提出の画面になります。
  4. 必要書類を準備、アップロードして申請

I am applying for an open work permit under an active public policy or pilot program announced by IRCC.という項目が含まれる質問にYESと答える。

提出書類:

私が提出したのは以下:
  • imm5710e
      • 最初の質問にはApply for work permit for the first time or with a new emplyerを選ぶ
      • カナダに残るために申請したことはありますか?という項目にビジターレコードと永住権の申請番号を記載
      • カナダでの就労についての箇所で
        • Box 1: 申請している就労許可のタイプ
          • “Open Work Permit.”を選択
        • Box 4: 仕事の役職名と説明
          • 役職に “SCLPC  FC OWP”
          • 説明に “SCLPC  FC applicant in Canada public policy” と記入。
          • 他は空欄で大丈夫。
      • 記入箇所は以下を参照
  • パスポート: 写真の載ってるページとスタンプやビザがあるページ
  • 健康診断の証明書
  • 説明レター  (Letter of explanation)
      • eTAで入国し無人キオスクを通過したのでカナダの入国スタンプがないこと
      • 過去5年間に住んだ国のリスト、期間、ステイタス等 (フォームに入りきらない分追加)
      • 過去10年のアクティビティ (追加)
      • ビジターレコードの承認レター
      • An Acknowledgment of Receipt (AOR)
      • 結婚証明書
追加の書類が一つしかアップロードできなかったので、説明レターとその他の書類を一つのPDFにして提出しました。

2. 取得にかかる日にち

私は申請して3週間ほどでウェブ上で承認の確認をして、10日後くらいに許可レターが届きました。(届いていたのに同じアパート内の他の部屋のポストに入っていたらしくポストの上に乗せられてて気づかなかった。)
下記のページでも、上記の申請ガイドにも4ヶ月ほどかかりますとの記載だったのですが、3週間で出たので逆にオロロおろしちゃいました。FBグループを見ているとファミリースポンサーのOWPは速いように感じます。

3. 費用

申請にはC$ 225 
バイオメトリックを受ける場合はさらにC$85必要です。

4. 有効期限

いつもそうなのかわかりませんが、発行日から2年間有効なワークパーミットが発行されました。

5. 取得後: SINの発行

OWPが取得できたら今度はSINの発行!
SIN (Social Insurance Number) は社会保険番号のことで働くのに (というか税金の支払いに?) 必要です。最寄りのService Canadaで取得できます。
持参したのは:
    • パスポート
    • レターで届いたOWPレター
    • モバイルバッテリー
    • コーヒーをタンブラーで

バイオメトリックは予約ができたけどSIN取得は予約ができなかったので直接向かいました。待てども待てども呼ばれない名前。でも同時間帯に受付していた人たちがまだ残っているので順番が来ないだけのはず。

受付では短くて2時間はかかると言われていたのですが、実際には4時間半かかりました。予想の読みとの差よ。。。

ということで時間が潰せるものを持参することをお勧めします。

ちなみにオンラインで10日ほどで取得できる (と書いてある) のですが、調べるとちゃんと届かないとかなんやら出てきたのと、あんまりカナダの郵便システムを信用できないので取りに行けるのならと思って直接行きました。
OWPも届いてたのに別のポストに入れられてたし。
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