カナダから日本への本帰国 2024 – PR取得後の帰国 –

カナダ永住権移住ライフハック

Alberta, Canada: June 2024

2024年8月、いろいろ悩んだ末に日本へ帰国することにしました。帰国後についてと帰国を決意した理由の一部をメモをしています。

2024年7月1日、ついに待ちに待ったPRカードが届きました。が、しかし実はそれよりもだいぶ前から私は帰ろうかどうか悩んでいました。実は永住権申請も取り下げようかと思ったこともあったのですが、申請が大変なことと、まだその時には決意ができず思いとどまりました。カナダに移住する前はアメリカで住んでいたこともあるしそんなに大きな違いはないだろうから生きてはいけるだろうと思っていましたが、そういえば、アメリカからもキャリアの変更を考えて就労ビザが残った状態で帰国していたことを思い出しました。
とりあえず、カナダから帰国したのは寒いからではありません!確かに寒いけど、室内が暖かいし乾燥しているからかそんなにはつらくはなかったかなと思います。むしろ室内が寒い東京の冬の方が辛い。日本生活も5ヶ月目で落ち着いてきたので、そんなあれこれをまとめてみました。
なんやかんやカナダの悪いところばかりを書いてしまいましたが別にカナダ嫌いではなく、むしろ好きです。選んだキャリアが違えば住んでいたかったです。
 
 
メモに含まれるのは以下:

1. 帰国理由一覧

  • キャリア構築が一からのスタートになってしまった ➕ 就職の難易度が高い
  • 物価が高い
  • 友達ができづらい
  • 旅行に行きずらい

キャリア構築が一からのスタートになってしまった ➕ 就職の難易度が高い

すみません、先に言っておくと嫌いにならないでください笑

カナダに来る前に聞いていたカナダ移民話、母国で弁護士や医者でもウーバードライバーになるとか、ワーホリの人も仕事ないとか聞くけど、 過去の経験を活かせば大丈夫かな。って思ってました。できれば移民難民支援をしているNGOか可能なら政府関係で働ければいいなーと思ってました。結果、移民難民支援をしている慈善事業団体で就職したので、計画通りなのですが、それに至るまでが大変でした。

ワークパーミットが発行されてからまずエドモントン近郊のNGO、地方・連邦政府等に履歴書を送り始めました。しかし送っても送っても返事すら来ず、どんどん間口を広げて希望とは別のリテール等まで送ってみましたが返事がない。

送った数は数か月で150件ほど。

毎日毎日、Indeedやその他の求人サイトを見ながら履歴書を更新し、どんどん送る。就職したいNGOのボランティアを始めてみたり、色々な人にアドバイスをもらったり元気をもらったりしながらも過ぎていく日々。

どうにか就職した職場はとても働きやすかったし、同僚にも上司にも恵まれていましたが国際的な仕事を目指していた私にはむしろマイナスからの出発となってしまったことがどうしても気になっていました。

同時期に仕事を探していたウクライナから来た友人も同じく、いくら送っても返事も来ないしハードルが高すぎる。。。。と嘆いていました。近所のイタリアンデリでは求人を開始して24時間で50件もの応募があったのですぐに締め切ったとニュース記事になる程。それにIndeedでは何人の人が同じ仕事に応募しているか見えるのですが、小さな団体の募集ですら200、300はざらでやる気を削がれてしまいます。

そのうちにもしかして国連に応募する方が楽かもしれない。。。。と思い始めました。

物価が高い➕旅行に行きづらい

確かに給料は日本よりは良いものの、家賃と物価の高騰であまり余裕のない生活。国がでかいだけあって国内旅行ですら日本ほどには気軽に行けないのは旅行好きの私にはきつかったです。

友達ができづらい

これはもう人それぞれと思うのですが、私はこれまで海外に引っ越した際は留学だったり協力隊だったりして、同級生や同期がいましたが、今回は結婚を機に引っ越したので、相方しか知り合いがいない状況でした。このままではいかんと思ってボランティアに参加したり、Xで知り合った人とご飯行ったりして、最終的には悩み事を相談できるような友達もできました。それでもやはり初めは気軽にご飯に行けるような友達がいなかったことが寂しかったです。

2. 帰国後

まず帰国と同時に溜まりに溜まった旅行への欲望を消化するためにカンボジアに旅行に行きました。しかし夏真っ盛りのカンボジアはカナダ帰りにはこたえました(笑)
帰国を決める前から就職活動を始めており、応募1件目で書類選考に合格。カナダはカナダ人ですら就職難(業種次第かも)ですが、日本は絶賛人材不足中と言うことに気づきました。特にいわゆる国際協力業界では私くらいのミッドキャリア手前人材が不足しているらしく、送れば送るほど受かるし、返事も来る。
そんな中、待ち時間は長かったものの第一希望で仕事が決まりました。実は日本に住むのは長らくぶりで、しかも東京に住むのは初めてなので、結構楽しんでいます。

やっぱりご飯が美味しい。

日本ってご飯美味しいですよねえ。そこらへんで食べても美味しいしどこでもチェーン店でも個人店でも選べるしご当地料理とかも楽しい。しかも不思議なことに多分東京では気がつかないうちに歩くからか太らない!夢の国です。

物価が安い

それでも私が住んでいた2000年初頭に比べれば値段がかなり上がってるのですが、気軽に外食するぐらいには安い。でもこの前は大好きな苺大福が一個400円で売られていて衝撃を受けました。そんなしたっけ。。。。と思うものの、C$ 3とか考えるとまーそんなもんかなって思えるのが不思議。

4. まとめ

一つの大きな理由がキャリアの先が見えなかったこと。アメリカでキャリア変更を決めた後、協力隊2年、大学院2年をこなし、ウガンダのJICA 事務所で働いていました。結婚を機にカナダに引っ越したものの、永住権の申請に思った以上に時間かかってしまったことと、思った何倍もエドモントン近郊での職探しがうまくいかなかったことが決定打となって帰国を決意しました。
私がどうしてもカナダに馴染めなかった一番の理由はやはりちゃんと納得できてなかったからかなと思います。つまりは覚悟が足りなかったと言うことなのかな。
相方のことは好きだけどやはり心のどこかで相方がいたから来たと思っていてずっとそれが払拭できなかった。国名すらほぼ知らずに送られたウガンダ(協力隊では希望とは違う国に派遣されることも多いです。)は好きになって協力隊後に仕事で帰るほどだったのに笑
今はカナダは(いろいろ問題はあるものの)いいところだったなと思えるけど、当時は悩んで落ち込んで良いところを見ることができなかったなーと思います。多分タイミングさえ違っていたら上記のような理由も特に気にならずにずっと住んでいたと思います。
しかもカナダで出会った人たちにたくさん助けられていたのに、それを返すこともできないまま帰ってきてしまったことはちょっと後悔しています。またいつか会えると良いなあ。
今後の予定はこのまま2年弱ほど東京に住んでそのあとはまた、場所もよくわからないような国に行く予定です。
カナダへの移住を考えている人へ参考にならないかもしれませんが、結婚を機に海外移住を考えている人の参考になれば幸いです。
 
 
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